「涙の中に咲いた花」という中国のショートドラマを途中まで見たけど、続きり、途中まで見たものの、続きの展開や最終回・結末が気になって仕方がないという人も多いのではないでしょうか。
このドラマは、7年前に亡くなったと思われていた記憶喪失の母親が、生き別れた双子の兄妹の再会をきっかけに、大病院の院長である夫と巡り合い、過酷な運命を乗り越えて家族の愛を取り戻していく物語です。
この記事では、「涙の中に咲いた花」というショートドラマ途中まで見たけど、続きというショートドラマの結末に至るまでのあらすじ内容をネタバレありで紹介します!
さらに、このドラマの感想や見どころなども解説していきます!
Contents
涙の中に咲いた花 ネタバレあらすじ!
「涙の中に咲いた花」という中国のショートドラマは残酷な出来事によって引き裂かれた家族が、数年の時を経て数奇な巡り合わせで再び結びついていく物語です。
全60話あるこのドラマの結末に至るまでのあらすじ内容をネタバレありでまとめます。
~「涙の中に咲いた花」あらすじまとめ~
悲劇の始まり
物語は7年前、沈語(しん ご)が時家の子どもを出産する場面から始まります。
難産で命の危険にさらされた彼女に対し、義母は「孫さえ助かればいい」と冷酷に判断し、生まれたばかりの息子・時南風(じ なんぷう)を救うため、瀕死の沈語から無理やり輸血を行わせます。
その後、用済みになった沈語は死亡したものと決めつけられ、ゴミ捨て場に廃棄されてしまい、駆けつけた夫・時律(じ りつ)は妻を失ったと聞かされ絶望します。
ところがゴミ捨て場で奇跡的に意識を取り戻した沈語は、そこで娘の沈小乖(しん しょうかい)を出産し、記憶も声も失ったまま、廃品回収をしながら娘を必死に育てていくことになります。
7年後の再会
7年が経ち、小乖は貧しい環境でも成績優秀な少女へと成長し、作文コンクールで1位を取るほどの才能を見せます。
一方、双子の兄である南風も同じ学校に通っていますが、彼は小乖が自分より優秀な結果を出したことで嫉妬し、ペットボトル盗難の濡れ衣を着せていじめるようになります。
学校に呼び出された沈語は声を失っているためうまく弁明できず、時家の義母から「乞食」と罵られ、小乖の退学を取り消す条件として「高い所から飛び降りろ」と理不尽な要求を突きつけられます。
娘の将来を守るため、沈語は迷わずその要求を受け入れ、飛び降りた結果、頭部に重傷を負ってしまいます。
必死の願いとお守り
瀕死の母を救うため、小乖は「時律院長なら助けられる」と聞きつけ、唯一の望みをかけて大病院の院長である時律のもとへ駆け込みます。
しかしそこへ南風が現れ、小乖が持っているお守りを見て「それは自分のものを盗んだのだ」と非難し、さらに彼女を追い詰めます。
このお守りは本来、沈語が家族4人のために作ったお揃いのものでしたが、南風はその事実を知らず、小乖を泥棒扱いしてしまうのです。
母を助けたい一心の小乖は、やっていない盗みを認めてまで土下座で謝罪し、その必死さが時律の心を動かします。時律は真相が見えないながらも、小乖に案内されて彼女の家へ往診に向かうことを決意します。
真実の発覚と家族の再生へ
同じ頃、時家では家政婦によって南風の本物のお守りが見つかり、小乖が盗んだわけではなかったことが判明します。
一方、スラム街のような一角にある小さな家に入った時律は、粗末な部屋で倒れている女性と、そのそばに置かれた手作りのお守りを目にします。
お守りが、かつて妻と共に「家族4人で身につけよう」と誓って作ったものだと気づいた彼は、ボロボロの姿で横たわる女性こそ、死んだはずの最愛の妻・沈語であると悟ります。
こうして、残酷な運命によって引き裂かれた夫婦と、生き別れになっていた双子の片割れが、数奇な巡り合わせの末に同じ場所へと引き寄せられていきます。
物語は、ここから彼らが過去の理不尽と向き合いながら、失われた時間と家族の絆を取り戻していく過程へと進み、全60話を通じて「涙の中に咲く家族の愛」が描かれていきます。
涙の中に咲いた花 最終回結末まとめと感想
「涙の中に咲いた花」という中国のショートドラマの最終回結末内容をより詳しくまとめます。
さらにこのドラマの感想も紹介していきます!
最終回結末まとめ
物語が進むにつれて、沈語は少しずつ記憶を取り戻し、時律も自分の家族の中で何が起きていたのか、母の行動がどれほど残酷だったのかを真正面から知っていきます。
一方、双子の兄妹も、最初は対立し傷つけ合いながらも、お互いの境遇や母への想いを知ることで、次第に「敵」ではなく「かけがえのないきょうだい」として心を開いていきます。
最終回では、長いあいだ引き裂かれていた家族が、ようやく同じ方向を向いて歩き出せるところまでたどり着いたことが示されます。
過去の仕打ちや誤解が一気になかったことになるわけではありませんが、それでも沈語・時律・双子の2人が、お互いを大切な家族として受け入れ直し、「これからは一緒に生きていこう」と静かに決意する、温かく前向きな終わり方になっています。
涙の中でしか咲かなかった花が、ようやく穏やかな日常の中でも咲き続けていけるのだと感じられるラストです。
ドラマ感想
最初はあまりにも母親がかわいそうで、見るのがつらくなる場面も多いですが、そのぶん娘の小乖のまっすぐさが救いになっていました。
理不尽な大人たちに囲まれても、母を守ろうと必死に動く姿は、子どもの強さと優しさそのものだなと感じます。
双子の兄・南風も、最初は意地悪な存在ですが、背景を知ると単純な「悪い子」ではなく、愛情の偏りに振り回された被害者でもあるところが切ないです。
ラストに向かうにつれて、長いあいだバラバラだった家族が少しずつ歩み寄り、お互いを「家族」として受け止め直していく流れは、とてもやわらかく心に入ってきます。
見終わったあとに「この家族に、これからは穏やかな時間が続いてほしい」と自然に願いたくなるドラマでした。
SNSなどでの感想も紹介します!
- 「最初から最後までずっと泣きっぱなしで、母と娘のシーンは何回見ても心が持っていかれます」
- 「義母の仕打ちが本当にひどいのに、それでも恨みだけで終わらない家族の結末に救われました」
- 「小乖が健気すぎて、自分も親としてもっと頑張ろうって思わされました」
- 「1話が短いのに感情の起伏が激しすぎて、気づいたら一気見してました」
- 「お守りのくだりで真実に気づくシーン、何度見ても鳥肌が立ちます」
- 「ただのドロドロ系かと思ったら、家族の再生の物語でラストが優しくて好きです」
全体的には、「とにかく泣いた」「母娘が健気」「ラストがあたたかくて救われる」といった感想がとても多い印象でした。
涙の中に咲いた花 見どころポイント5選!
「涙の中に咲いた花」という中国のショートドラマの見どころシーンや見どころポイントを5つピックアップしたので解説します!
運命が狂う出産
物語の始まりとなる出産シーンは、一気に胸をつかまれる場面です。
命がけで子どもを産んだはずの沈語が、義母の身勝手な判断で輸血させられ、「死んだ」と決めつけられて捨てられてしまう流れは、とても見ていられないほど残酷に感じます。
それでもそこで娘を産み、のちにたった二人で生きていくことになると思うと、「ここから全部が始まったんだ」と強く心に残る場面です。
捨てられた母子の7年
ゴミ捨て場から生還し、声も記憶も失ったまま、小乖を育てていく7年間の描写も静かに刺さります。
裕福とは正反対の暮らしなのに、弁当を作ってあげたり、できる限りのことをしてあげようとする沈語の姿から、言葉がなくても伝わる母の愛情が感じられます。
小乖もそんな母を恥ずかしがるどころか、ちゃんと誇りに思っているのが伝わってきて、この母子の絆が物語の土台になっていると分かるシーンです。
母の身を投げる愛
学校でトラブルになったとき、沈語が小乖を守るために飛び降りを強要され、本当に飛び降りてしまう場面も忘れられません。
理不尽な要求なのに、娘の将来を守るためなら自分の体を差し出すこともいとわない、その覚悟があまりにもまっすぐで胸が締めつけられます。
小乖の「お母さんを助けなきゃ」という必死さにもつながっていく、大きな転機のシーンです。
お守りがつなぐ絆
小乖が「お守りを盗んだ」と責められるシーンは、見ていて本当に苦しくなりますが、同時にとても大事な場面でもあります。
本当は、あのお守りは家族4人のために作られたお揃いのもので、南風とも深くつながっている証です。
それを盗み呼ばわりされても、母の命を優先して必死に頭を下げる小乖の姿に、幼いながらも強い優しさと、家族への想いがにじんでいるように感じます。
涙の再会シーン
時律が小乖に案内されて、ボロボロの家で沈語と再会する場面は、このドラマの中でも一番の山場と言っていいシーンです。
暗くて狭い部屋、手作りのお守り、声を失った妻の姿を前にして、「自分の家族はこんなところで生きてきたのか」と気づく時律の気持ちを思うと、自然と胸が熱くなります。
長い時間すれ違ってきた家族が、ようやく同じ場所に集まり直すきっかけになる瞬間で、「ここから幸せになってほしい」と心から願いたくなるラストのシーンです。
まとめ
「涙の中に咲いた花」は、残酷な出来事によって引き裂かれた家族が、数年を経て再び結びついていく中国のショートドラマです。
7年前に亡くなったと思われていた母・沈語は、実は記憶と声を失いながらスラム街で娘の小乖を育てており、生き別れた双子の兄・南風や、大病院の院長である夫・時律との数奇な再会を通して、家族の絆を取り戻していきます。
物語の中では、ゴミ捨て場に捨てられながらも娘を産み育てる沈語の姿や、母のために必死で頭を下げる小乖、家族4人をつなぐお守りがきっかけとなる真実の発覚、そして涙の再会シーンなど、心を揺さぶる場面が次々と描かれます。
やがて沈語は少しずつ記憶を取り戻し、双子もお互いの境遇を理解して「かけがえのないきょうだい」だと認め合い、家族全員が「これからは一緒に生きていこう」と静かに歩き出す、あたたかい結末を迎えます。
全体的にも高評価している感想が多く、見どころもたくさん詰まったショートドラマですので、ぜひ視聴してみてください!